• 東洋大学オーストリアゼミ

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  • #267 返信

    初学者

    田中先生
    質問です。

    不定冠詞の格変化で「てにをは」に属さない接続詞の当てはめ方がわかりません。


    1. Heute treffen wir einen Politiker. 今日、一人の政治家「と」会う。
    2. Die Suppe Und ich nehme einen Braten.あと、焼肉「も」下さい。

    1の場合、4格が正答になっていますが、日本語に訳すと、「一人の政治家「を」会う」になってしまい、自分の考えでは男性2格の「一人の政治家「に」会う」でeines Politiker.だと思っていました。

    2の場合、直訳すると「スープ、あと焼肉「も」下さい」ですが、男性4格が正答なので、「スープと焼肉「を」下さい」でよいのでしょうか。

    また、最初が定冠詞のDie suppeで次が不定冠詞のeinen Bratenなのは、文の最初の名詞は必ず定冠詞なのでしょうか?

    長文で申し訳ありません。教えていただけたら幸いです。

  • #269 返信

    tmasa
    キーマスター

    1) 動詞 treffen は「自分の意志」で「相手に会う」ことができるため、他動詞ですので、目的語は4格しかありません。同じ「会う」でも、「ばったり出くわす(遭う)」ならば、自分の意志ではどうにもできませんので、このような場合の目的語は3格です:

    (参考)Ich bin in der Stadt einem alten Freund begegnet.
    私は、町で、ばったりと旧友に出くわした。

    もし「と」という助詞を生かしたいのであれば、

    (参考)Ich habe mich mit einem Politiker getroffen.

    のように、前置詞 mit を使うことはできます(再帰動詞で)。なお、ドイツ語の格表示を、一対一(のみ)で日本語の格表示に対応することはありません。たとえば、ドイツ語の1格が日本語のガ格(だけ)にすべて対応するかというと:

    (例)das Buch, das du mir empfohlen hast,
    君の薦めてくれた本

    のように、ドイツ語では主語1格でも、日本語ではノ格になることもできます。
    また、

    (例)Ich liebe dich.
    君が好きだよ。

    のように、ドイツ語では4格でも、日本語ではガ格になることもあります。

    2) 「も」は auch という副詞(とりたて詞)を使うことができます。einen Braten の4格の形でもって「も」が表せるのではなく、先に Suppe を注文していて、次に Braten を言えば、時系列的に「それに加えて」の意味になりますので、日本語では「も」としたほうが自然になる、ということではないでしょうか。

    (参考)Ich nehme die Suppe und auch den Braten.

    なお、Suppe が定冠詞で、Braten が不定冠詞なのは、状況に依存すると思います。注文の場面で einen Braten と注文した場合、そのレストランに Braten ははじめから一種しかなければそのまま通りますが、二種類以上あれば、お店の人は「どの Braten にしますか?」と尋ねると思います。ですから、はじめから特定のものが欲しければ定冠詞のほうがいいと思います。Suppe も、別に定冠詞でなければならない、というルールはなくて、eine Suppe と言えば、「どの Suppe にしますか?」と聞かれるだけです。

返信先: 不定冠詞
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